東京都は6日、新型コロナウイルスの新規感染者数が1万234人に達したと発表した。前週の同じ曜日と比べて約1.5倍に増加しており、感染拡大の兆しが顕著となっている。都内の新規感染者数が1万人を超えるのは、今年2月以来、約5カ月ぶりとなる。
専門家「第7波に入った可能性」
東京都の感染症対策の専門家会議は、現在の状況について「第7波の入口に差し掛かっている可能性が高い」と分析。特に、若年層を中心に感染が拡大しており、20代の感染者が全体の約3割を占めている。また、新たな変異株「BA.5」の割合が増加していることも、感染拡大の一因とみられる。
都の担当者は「夏休みに入り、人の移動や接触が増えていることが影響している」と述べ、引き続き基本的な感染対策の徹底を呼びかけた。
医療提供体制への懸念
感染拡大に伴い、都内の病床使用率も上昇傾向にある。現在の病床使用率は約30%で、重症者用病床の使用率は約10%となっている。都は、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を持つ人への感染防止を最優先に対応する方針だ。
一方、政府は現時点で行動制限を伴う対策は検討していないとしているが、今後の感染状況によっては、まん延防止等重点措置の適用も視野に入れる可能性がある。



