東京都は24日、新型コロナウイルスの新規感染者数が3週連続で増加しているとして、警戒レベルを「感染拡大注意」から「感染拡大警戒」に引き上げた。都の担当者は「第9波に入った可能性がある」と述べ、注意を呼びかけている。
新規感染者数、前週比1.3倍に
都によると、6月17~23日の1週間における新規感染者数は、前週比で約1.3倍の1万2345人。これは4月以降で最多となり、増加傾向が続いている。特に20代の感染が全体の約3割を占め、若年層での拡大が顕著だ。
また、入院患者数も前週から約1.2倍に増加し、重症者数は横ばいだが、医療提供体制への負荷が懸念されている。
専門家「第9波の入り口」
都の感染症対策専門家会議の座長を務める東大病院の教授は「新規感染者数の増加は、新たな変異株の影響が大きい。現在主流となっているオミクロン株の派生型「BA.5」よりも感染力が強い可能性がある」と指摘。その上で「第9波の入り口にいる」と警鐘を鳴らした。
都の対策強化
都は警戒レベル引き上げに伴い、高齢者施設や医療機関での感染対策の徹底を改めて要請。また、無料検査所の増設や、ワクチン接種の促進を図る方針だ。小池知事は「一人ひとりが基本的な感染対策を徹底してほしい」とコメントしている。
一方、政府は行動制限を伴う措置は現時点で検討していないとしているが、今後の感染状況によっては、医療逼迫の回避に向けた調整が行われる可能性がある。



