徳島大病院は10日、鳥取大医学部付属病院(とりだい病院)と災害時の医療連携協定を結んだ。南海トラフ大地震などに備え、医師らを派遣し、医療機器や応急物資を迅速に支援するほか、平時から共同訓練や教育を通じて災害医療技術を高め、有事に安定的な医療を提供できるよう取り組む。
カウンターパート協定を医療面で強化
徳島、鳥取両県は2021年、それぞれ太平洋側、日本海側に位置し同時被災の可能性が低いことから、カウンターパート(応援県)として相互応援協定を締結した。両病院は今回、国立大学病院間のネットワークを活用し、この協定を医療面で強化することにした。行政からの要請を待たず迅速に支援を開始できるよう、日頃から連携を深める。
とりだい病院院長「ホットラインで素早く支援」
徳島大病院で開かれた協定締結式で、とりだい病院の武中篤院長は、鳥取県米子市にある同病院は津波や土砂災害のリスクが低く、交通の便が良いと説明。「災害時に貢献できる病院を目指して今回の協定を持ちかけた。徳島大病院とホットラインで結び、素早く支援したい」と述べた。
徳島大病院院長「両県民の安心感高まる」
徳島大病院の西良浩一院長も「患者の搬送は距離が遠く難しいかもしれないが、人や物の支援に期待する。基幹病院がタイアップすることで両県民の安心感も高まる」と意義を強調した。



