毎晩の晩酌や付き合いの飲み会、ストレス発散の深酒。これらの積み重ねが静かに、しかし確実に心臓を蝕んでいる可能性がある。いびきも放置すれば心臓に負担をかける危険因子だ。40代から心臓を守るためには、生活習慣の見直しと不整脈の根本治療が重要となる。
心臓を弱らせるNG習慣
井上院長(医療法人社団)は、患者の何気ない生活習慣の中に不整脈の根本原因を探る。特に注意すべきは、いびき、深酒、無理なマラソンだ。いびきは睡眠時無呼吸症候群のサインであり、酸素不足が心臓に負担をかける。深酒は心房細動のリスクを高め、過度な運動は心筋にストレスを与える。
心臓を車に例えた黄金法則
井上院長は、心臓を守るために人間の体を車に例える。エンジンが心臓、車体の重さが体重、タイヤが足腰の筋肉だ。エンジンが良くても車体が重すぎたりタイヤの空気圧が弱いと、エンジンに負荷がかかりエンスト(心臓病)を起こす。逆に、エンジンに経年劣化があっても、軽い車体(適正体重)と丈夫なタイヤ(足腰の筋肉)があれば、日常は快適に「走れる」という。
具体的な生活習慣改善法
軽い車体を得るためには食事のコントロールが必要だ。井上院長は「純粋なエネルギー補給として考えるなら、人間の食事は『朝と昼』だけで十分」と述べる。夜は食べなくてもいい、あるいは少量で構わないという。人類が夕食をとるようになったのは、産業の発展で夜の灯りが普及し、遅くまで活動できるようになったからだ、と持論を展開する。
不整脈の根本治療と最新手術
不整脈には薬物治療やカテーテルアブレーション(高周波カテーテル焼灼術)などの最新手術がある。カテーテルアブレーションは、心臓内の異常な電気信号を起こす部分を焼灼し、根本的に治療する方法だ。40代からの早期発見と治療が重要で、生活習慣の改善と併せて検討すべきである。



