もの忘れが気になるようになっても、日常生活に支障が出ていない場合、「軽度認知障害(MCI)」と診断されることがあります。認知症になる一歩手前の段階とされるため、不安を感じる人は多いでしょう。認知症への進行を予防するには、頭や体のトレーニング、生活習慣の見直しが大切です。
「3の倍数で手をたたく」訓練の実際
東京都町田市にある「イムス明理会東京町田病院」の一室で7月下旬、70~80歳代の男女10人が、作業療法士の指示に合わせ、数字を数えながら足踏みをしていました。「3の倍数の時は手をたたいて、5の倍数の時は頭に手を置いて」という指示に従い、参加者は頭と体を同時に使うトレーニングに取り組んでいました。
参加していたのは、同病院の外来などでMCIと診断された人たちです。このようなプログラムを通じて、認知機能の維持や改善を目指しています。
早期発見と予防の重要性
MCIは認知症の前段階とされ、早期に対策を講じることで認知症への進行を遅らせたり、防いだりできる可能性があります。専門家は、頭のトレーニングだけでなく、適度な運動やバランスの良い食事、十分な睡眠などの生活習慣の見直しも重要だと指摘しています。
日常生活に支障がない段階で気づき、行動を始めることが、将来の認知症リスクを減らす鍵となるでしょう。



