20代男性の3割超「EDちゃかされた」経験、市販化で相談環境づくりへ
20代男性の3割超「EDちゃかされた」、市販化で相談環境づくり

勃起不全(ED)の治療薬「シアリス」が、医師の診断や処方箋がなくても、薬局やドラッグストアで薬剤師による対面販売で購入できるようになった。販売元のエスエス製薬の調査では、20代男性の3割以上がEDについて他者にちゃかされた経験を持つことが分かった。

EDが笑い話として扱われる実態

EDは勃起障害や勃起不全を指し、成人男性ならあらゆる年代で誰にでも起こりうる疾患だ。ストレスなど心の問題が原因になることもあるが、高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病が進行しているサインとして現れることもある。

しかし、治療に向けて具体的な行動に移せない男性は多い。30代のころからEDの症状に悩んでいる会社員男性(41)は「デリケートな話題で医師にも打ち明けたくないから」と受診しない理由を話した。

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エスエス製薬の調査でも、EDについて他者に相談したことがある男性は2割強にとどまった。他者に相談することを4人に1人が「恥ずかしい」と思っており、若年層ほどEDであることを他者にちゃかされた割合が高く、EDが笑い話として扱われている実態が浮かび上がった。

「誰がなってもおかしくない疾患」と理解を広める

同社の元島陽子社長は「EDは約2人に1人の割合で症状があるともいわれている。誰がなってもおかしくない疾患だという理解を広め、風邪やアレルギーと同じように話題にできる社会にしたい」と訴える。

EDに関する偏見を解消し、適切な対応や相談ができる環境づくりを進めようと、同社は治療薬の市販化に合わせて「EnD the joke」プロジェクトを立ち上げた。EDの認識や理解に関する国際比較などを掲載した「ED白書」を同社ホームページで公開している。

元島社長は「女性にとっても大切な話題だ」とも指摘する。「男性は気恥ずかしさから悩みを抱えて症状を悪化させる人もいる。互いに正しい知識を持ち、治療につながるように対話してほしい」と話している。

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