長崎原爆の日平和宣言文案、核使用の危険性指摘 被爆者の声傾聴訴え
長崎原爆の日平和宣言文案、核使用の危険性指摘

長崎市は11日、8月9日の「長崎原爆の日」に開催される平和祈念式典で、鈴木史朗市長が読み上げる平和宣言文の文案を公表した。同日、長崎原爆資料館で開かれた起草委員会(委員15人)の第3回会合で市が提示した。

被爆者の体験を引用し核抑止を批判

文案では、長年語り部として活動してきた被爆者の体験談を引用し、原爆投下による悲惨な実相を伝える。その上で、大国による「力による支配」が強まり、核兵器が実際に使用されかねない危険な状況にあると指摘。核保有国などに対し、核拡散防止条約(NPT)の義務を履行し、核軍縮に向けて前進するよう求める内容となっている。また、高齢化が進む被爆者の声に耳を傾けるよう、国内外に訴えかける。

委員から「長崎らしさ」「具体名不足」の指摘

会合では、委員から複数の意見が寄せられた。ある委員は「一般論ではなく、長崎らしい言葉で核抑止を否定してほしい」と要望。別の委員からは「他国に侵攻している国の名前が具体的に挙げられておらず、力強さが不足している」との指摘が出た。これらの意見を踏まえ、鈴木市長が最終的な宣言文をまとめる。

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長崎市は毎年、原爆投下日の平和祈念式典で平和宣言を発表しており、今年も被爆80年を超える中で、核廃絶への決意を改めて示す方針だ。

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