汗拭きシートや制汗剤より効果的?朝の1分シャワーで夕方まで体臭を抑える医師の対策
朝1分シャワーで夕方まで体臭抑制 医師が推奨

夏の汗や体臭に悩む人に向け、医師の早坂信哉氏(東京都市大学理工学部教授、一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所所長)が、朝の1分間のシャワーで夕方まで体臭を抑える方法を提案している。汗拭きシートや制汗剤、香水に頼る前に、基本的な原因除去が重要だと指摘する。

体臭の原因は汗と皮脂の分解

早坂氏によれば、体臭の主な原因は汗と皮脂だ。これらが皮膚上の雑菌によって分解される際に、嫌なニオイが発生する。特に皮脂は時間経過とともに「リパーゼ」という酵素で分解され、ニオイ成分に変化する。このメカニズムは年齢に関係なく共通で、若い世代で話題の「ミドル脂臭」も同じ原理だという。

「シャワーで流してあげれば、ニオイの原因そのものを効率よく洗い流せます。可能であれば1日に何回か浴びていただいてもかまいません」と早坂氏は述べる。

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朝の1分シャワーが効果的

早坂氏が特に推奨するのは、朝の短時間シャワーだ。東京ガスが行った研究(*1)によれば、朝に1分間シャワーを浴びるだけで、一晩で分泌された皮脂を大幅に除去でき、その効果は夕方まで持続するという。

「体臭が気になる方は、朝に1回、たった1分シャワーを浴びてみてください。皮脂の量を抑え、ニオイの発生を防げます」と早坂氏は説明する。

最適な温度は約41度

シャワーの温度は、41度程度が目安だ。理由は二つある。第一に、皮脂は冷たい水では固まって落ちにくいため、ある程度の温かさが必要。第二に、シャワーヘッドから出たお湯は体に届くまでに少し冷めるため、設定温度をやや高めの41度にしておくと、ちょうどよく皮脂を洗い流せるという。

「朝シャキッと目覚めたい場合は、もう少し熱めの42度前後でも構いません。少し熱めのシャワーは自律神経を副交感神経優位から交感神経優位に切り替え、体を目覚めさせる効果もあります。皮脂を抑えながら、日中を元気に過ごすスイッチが入る。朝シャワーは一石二鳥です」と早坂氏は付け加える。

一方、水のシャワーは皮脂除去の観点から推奨しない。皮脂を落とすには適度な温かさが不可欠だからだ。

シャワー以外の対策も

早坂氏は、基本的な対策として湯船に浸かって汗と皮脂をしっかり落とすことを挙げつつ、時間のない朝には1分シャワーが有効だと強調する。また、体臭が気になる人は、こまめなシャワーや適切な洗浄を心がけることが大切だという。

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