スイスとオーストリアの間に位置するリヒテンシュタイン公国は15日、公爵位継承における男子優先の制度を廃止し、君主家の長女(第一子)にも継承権が認められるよう変更したと発表した。
建国記念日に宣言
この宣言は、ベルギーの首都ブリュッセルや米首都ワシントンとほぼ同等の国土面積を持つ同国の建国記念日に行われた。
リヒテンシュタイン公爵家は声明で、「継承順位は男子優先長子相続制から、絶対的長子相続制へと変更される。これにより、今後は性別に関わらず、第一子が公爵位継承者となる」と述べた。
女性の権利が同等に
この宣言により、公爵家内における女性の権利が男性と同等に認められることとなった。
リヒテンシュタインは立憲君主制をとっている。ハンス・アダム2世公が1989年から国家元首を務めているが、2004年に外交権などの実権をアロイス皇太子に移譲している。
皇太子の談話
アロイス皇太子は「この法改正を通じて、リヒテンシュタイン公国および公爵家が、この責任に対して最も準備された人物によって導かれることを確実にしたい」と語った。
アロイス皇太子とゾフィー皇太子妃の間には4人の子どもがおり、第一子のヨゼフ・ベンツェル公子は1995年生まれである。



