中道改革分裂で静岡の立民・公明関係が不透明に、今後の動向に注目
中道改革分裂で静岡の立民・公明関係が不透明に

中道改革連合と立憲民主党、公明党の3党の合流協議が頓挫し、中道改革の分裂が決定的となったことで、県内では立民と公明の関係性が不透明さを増している。公明県本部側からは落胆の声が上がったが、立民県連側は合流に慎重な姿勢をみせていたためだ。両党の溝を埋められるか、今後の動向に注目が集まる。

公明県本部「残念」と落胆

公明県本部の上田勇・代表は1日、県庁で開いた記者会見で「立民や中道改革を含め、多くの人たちは合流を前提として、政策などの協議にご努力をいただいてきただけに残念だ」と述べ、悔しさをにじませた。「政策理念はかなり近いものがあった。ただ、多様性を認めていかないと、大きな塊にはならない」とも語った。

来春の統一地方選については、従来から公明と立民は別々に挑む方針だったと強調し、「どういう協力ができるかは、これからの検討課題だ」と述べるにとどめた。会見に同席した早川育子・幹事長は「(中道改革の結党から短期間で行われた)衆院選であれだけの票をいただいた。それに応えていくための協議は引き続き、続けてほしい」と述べ、新たな関係性を模索するよう求めた。

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立民県連は前向きに受け止め

一方、立民県連の杉山淳・代表は1日、読売新聞の取材に応じ、「(統一地方選では)訴えやすくなった。立民であれば反自民の受け皿として分かりやすい」と前向きに受け止めた。

立民県連は8月中旬、党執行部とのブロック会議で「(3党合流は)慎重にやってほしい」と伝達していた。県連が地方議員に実施したアンケート調査では、反対を含め、慎重な意見が相次いだという。「衆院選で立民出身議員が大敗した」(幹部)ことが一因とみられる。

立民の支持母体である連合静岡の角山雅典・会長は8月31日、記者団に「立民と国民民主党との連携を進めていきたい」と語り、「立国」の協力を促したい考えを示していた。

「バラバラではない」と強調

立民県連前代表を務め、2月の衆院選で中道改革から出馬し、落選した源馬謙太郎氏は「(結党から)7か月で全ての政策をすり合わせるのはなかなか難しい」と説明した上で、「国民にとって大事なのは、党の形ではなく、どういうことをやっていくかだ」と強調した。

中道改革の理念は今後も必要だとの認識を示し、「決してバラバラの方向を目指していくということではない。右や左に偏らない、現実的な真ん中の政治をみんなでやっていきたい」と述べた。

【中道改革連合】 保守色の強い高市政権に対抗するため、立憲民主党と公明党の衆院議員が合流して今年1月にできた政党。立民、公明の参院議員と地方組織も合流する構想だったが、衆院選での大敗で協議が停滞。分裂することが決定的となった。

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