小渕優子氏、消費税減税に反対し税調インナー辞任を決断「力不足でできません」と激白
小渕優子氏、消費税減税に反対し税調インナー辞任を決断

自民党の小渕優子氏(元経済産業相)が、飲食料品の消費税減税問題をめぐり、税調インナーを辞任した経緯について語った。小渕氏は「税調インナーとしては、小野寺会長を支えて、総理が実現したいことの調整役になることです。あの1%への引き下げ案を聞いたとき、これを飲み込んでその役割を果たすことは、私には力不足でできません、と申し上げたのです」と述べた。

辞任後も副会長として税調に参加

小渕氏は7月30日にインナーを辞任したが、副会長の地位には残っているという。「税調には副会長が21人いて、インナーはその中から選ばれます。現在、インナーは9人です。私は副会長の1人ですが、インナーを辞めても、そのまま残ることはできます」と説明。その後の8月の税調にも出席し、減税の懸念点について発言しているという。

「税調のドン」山中貞則氏の教え

小渕氏は、元通産相で「税調のドン」と呼ばれた山中貞則氏の存在を振り返る。「山中先生は、税調の場でくだらない意見はまったく聞いてくれなかったです。単に減税してほしいなどと言うのはまったく無視だった。そうではなく、それがどういう意味があり、社会にどう影響を与えるのか。一業界のためだけに発言したら、ばかにされるというような感じでした」と述べ、その姿勢から学んだと語った。

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その上で「税調はある意味で、将来を見据えて、国民に対して耳の痛いことを言うところ、増税を決めるところと思っていました」と当時の認識を明かした。

政権交代で変わった税調の空気

しかし、25年10月に政権が変わってからは「税調インナーは総理の意向をかなえるために調整を行う機関になったと思います。私は空気が変わったと感じました」と述べる。もともとのインナーは小渕氏を含め3人だけが残ったといい「残してもらえたので、私は私で役割があるだろうという思いでやってきました。税調が開かれれば、役割を果たしてきたし、発言もしてきました」と振り返った。

小渕氏は2012年12月から13年9月まで財務副大臣を務めた後、13年10月から税調の幹事になり、14年9月に経産相就任でいったん税調を離れたが、17年10月に自民党税調の副会長となり、その後インナーに入った。女性初のインナーだという。

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