高市政権、来年度予算要求基準を閣議了解 新投資枠は要求上限撤廃、財務省懸念「もはやシーリングでない」
高市政権、来年度予算要求基準を閣議了解 新投資枠は要求上限撤廃、財務省懸念「もはやシーリングでない」

政府は30日の臨時閣議で、来年度予算の概算要求基準を了解した。高市政権が掲げる「強く豊かな日本」投資枠では、要求上限を設けず、具体的な金額を示さない事項要求も認める。

シーリング機能の低下

概算要求基準はシーリング(天井)とも呼ばれ、予算の膨張を抑える役割がある。だが、幅広い分野で要求上限をなくし、事項要求も認めることで、抑制機能が働きにくくなるおそれがある。財務省関係者は「もはやシーリングと呼べるものではない」と話す。

裁量的経費と社会保障費

物価高対策などを含む裁量的経費については、前年度予算から20%までの増額要求が可能で、新たな投資枠の活用や事項要求も認める。年金や医療などの社会保障費は、高齢化などの「自然増」として前年度から3900億円の増額を認める。

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各省庁はこの基準をもとに8月末までに財務省に要求を出し、年末にかけて査定が進む。

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