岐阜市は、観光客の誘致を目的に、新たに三重県をターゲットにしたシティプロモーションを開始した。鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)でのブース出展や、映画館・ラジオでのCM展開など、多岐にわたって岐阜市の魅力を発信する。
「選ばれる岐阜市」を目指し三重県に本腰
岐阜市は「まちの魅力を売り込み、“選ばれる岐阜市”」を目指し、2029年度までの5か年の方向性を定めた「岐阜市シティプロモーション戦略」を策定。メインターゲットを「東海圏在住の20代・30代」と定めている。
これまで県内では市政テレビやラジオ番組、市公式LINEアカウントを活用した情報発信を実施。愛知県ではプロ野球公式戦で「Gifu City Day」を開催し、ブースを出展するなど、名古屋市や一宮市を中心に広報してきた。
一方、三重県については、これまでシティプロモーションに着手していなかった。しかし、2025年度の「Gifu City Day」PRブースのアンケートで、三重県からの来訪者の95.1%が「岐阜市に印象・興味を持った」と回答したことから、プロモーション効果が期待できるとして、三重県でのPRに本腰を入れることになった。
鈴鹿サーキットでステッカー配布、ラジオや映画館でもPR
8月22日と23日に鈴鹿サーキットで開催されたイベントでは、会場内に岐阜市のPRブースを出展。織田信長とチェッカーフラッグを組み合わせたオリジナルステッカーを2日間で1000枚配布し、人気を集めた。訪れた愛知県春日井市の会社員は「PRしてもらうことで、岐阜市に行くきっかけにもなる。岐阜市に興味が湧き、より行きたくなった」と喜んでいた。
ラジオでは、三重県全域をカバーする「FM三重」を活用し、5月から12月にかけて、平日の午前8時前と週末の午後2時前の計2回(8~10月はこれに加え、平日午後5時前と週末の午前11時前の計4回)市をPRするCMを放送。これまでに古いまちなみが残る川原町や岐阜の枝豆などを紹介し、9月は岐阜大仏、長良川鵜飼と長良川夜市を放送する予定だ。
このほか、三重県内の6か所の大型映画館の延べ52スクリーンで、7月から12月にかけて、映画が始まる前のCM枠でPR動画を上映している。
東海環状道の全線開通見通しで交流人口増へ
岐阜市広報広聴課の担当者は「東海3県を結ぶ『東海環状自動車道』の全線開通の見通しが立ってきたこともあり、時機を逃さずにPRに力を入れ、三重県からの交流人口の増加を図りたい」と意気込んでいる。



