来春実施される奈良県知事選をめぐり、国政で連立政権を組む自民党と日本維新の会による「与党対決」の可能性が高まっている。維新所属の現職が再選をめざす一方、自民県連も擁立する方針を決めたためだ。こうしたなか、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は18日、「県民にわかりにくい」と自民を牽制した。
「おひざ元でなんで争っているのか」
吉村氏はこの日、記者団に「国政で連携しながら政策を進めると言っている(高市早苗首相の)おひざ元でなんで争っているのか。奈良県民にとってわかりにくいんじゃないか」と強調した。
現職・山下知事は再選めざし立候補表明
来年5月に任期満了を迎える山下真知事は16日の県議会で、2期目をめざして知事選に立候補する意向を表明。維新に公認を申請したと説明した。吉村氏は公認の作業は維新幹事長のもとで進むとした上で、「山下さんを応援することになる」と述べた。
一方、自民県連は7月に独自候補を擁立する方針をすでに決めたが、人選に時間がかかっている状況だ。奈良は高市首相の地元。前回2023年の知事選では、高市氏が当時県連会長を務めるなか、自民内で候補を一本化できず、維新公認の山下氏が初当選。高市氏の責任論にも発展した経緯がある。



