福岡市の高島宗一郎市長(51)が23日午後10時半頃、自身のSNSで市長選への不出馬を表明した。一夜明けた24日午前の定例記者会見で改めて意向を示し、理由として世代交代の必要性を挙げた。深夜の突然の表明に、市役所内外からは驚きの声が上がっている。
会見で「後進に託す」と説明
高島氏は24日午前の記者会見で、「福岡市長として居続けたいのが本音だが、人も組織も変わっていく。新しい人材が活躍していくほうが健全」と述べ、市長職への未練をにじませつつ後進に託す思いを説明した。会見ではすっきりした表情を見せ、関係者への感謝の言葉も出た。今後の活動については「何も決めていない。任期最後まで全力で走りきる」と述べるにとどめた。
不出馬表明は23日午後10時半頃、SNSに投稿された。高島氏は「発信ボタンを押したら戻れない。(支持者を)悲しませるのではないかと思いながら押した」と当時の心境を振り返った。
市関係者に衝撃広がる
高島氏は2010年の初当選以降、こども病院移転やスタートアップ支援の拡充を手がけてきた。現在は地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線の直通化、副首都指定に向けた協議などが緒に就いたばかりで、市役所内では5期目を目指すのは当然との見方が大勢だった。
それだけに、深夜の一報に市関係者の大半は衝撃を受けた。市議の一人は「非常に驚いた。途中の政策もたくさんある中で、それを引き継いでいける人がいるのか」と戸惑いを語った。ある市職員は「5期目を目指すと思っていた」とし、「SNSのなりすましかと思ってびっくりした。次の市長が誰になるのか、正直どうなるんだろうという思いだ」と不安を隠さなかった。



