香川県知事選、善通寺市で電子投票導入 開票27分で終了、前回より1時間以上短縮
香川県知事選、善通寺市の電子投票で開票27分に短縮

30日投開票の香川県知事選で、善通寺市が開票作業の迅速化や職員の負担軽減を図るため、電子投票を導入した。開票は前回選より1時間以上早く終え、目立った混乱はなかった。

タブレット端末による投票

市は30日、投票所全20か所にタブレット端末を用意した。有権者は画面に表示された候補者4人の中から、投票したい人の名前をタッチペンで押して1票を投じた。投票した男性(76)は「タッチペンで触れるだけで、簡単で良かった。今後も続けてほしい」と話した。

市では期日前投票も電子投票となった。当日を含めた投票率は41・25%で、前回選(38・80%)を上回った。市選挙管理委員会の担当者は「電子投票に興味を持った市民が多く投票したのでは」と分析する。

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開票作業の迅速化

開票所では、投票データを保存したUSBメモリーをパソコンで読み取って集計した。疑問票が生じないことなどもあり、市はこれまでより50人減の20人で開票に臨んだ。作業は前回選(1時間35分)より1時間8分の短縮となる、27分で終了した。市にとっては人件費の削減効果もある。

電子投票は自治体が関連条例を制定すれば地方選で導入できる一方、高額なコストが課題となってきた。

経費と今後の展望

香川県の今回の経費は約1200万円だ。総務省は昨年12月、特別交付税の単価を13年ぶりに1・5倍に引き上げ、電子投票を導入する自治体の支援を手厚くした。県は約1000万円の交付を受けられる見通しで、県選管の担当者は「電子投票を広げていく際に後押しになる」と語った。

電子投票を巡っては、機材トラブルで投票できなくなり、05年に最高裁で選挙無効が確定した例もある。以降、導入は広がらなかったが、近年はタブレット端末の性能が向上し、人手不足に直面する自治体の間で注目が高まり、24年12月には大阪府四條畷市長選と市議補欠選挙で8年ぶりに再開された。善通寺市には30日、関西や中四国の約10自治体が視察に訪れた。

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