津島市長選に3氏が立候補 現職と新人2人が無所属で激突
2026年4月19日に投開票が行われる愛知県津島市長選挙には、4選を目指す現職の日比一昭さん(73)と、元市議の新人山田真功さん(54)、政治団体代表の新人竹内イチゴさん(56)の3人が立候補しています。いずれも無所属での出馬となり、それぞれが異なる経歴と政策を掲げて激しい選挙戦を繰り広げています。
建築士の経験を活かした街づくりを提唱する現職・日比一昭氏
現職の日比一昭氏は、大学卒業後に旧国鉄(現JR)に就職し、浜松駅の高架下や名古屋市の笹島操車場跡地などの街づくりプロジェクトに携わりました。高架下の設計を「得意分野」と語る同氏は、在職中に一級建築士の資格を取得しています。
その後、設計事務所を経て1990年に「日伸設計事務所」を設立。マンション建設などの経験から、街づくりの難しさを「そう簡単にはいかない。時間が必要になる」と強調します。理想とする街は、大規模な再開発ではなく、「イベント広場に皆さんが集い、その空間を楽しめる街」です。
2003年に市議選で初当選し、2014年には市長選で初当選を果たしました。市長として天王川公園や天王通りの交流拠点「てんのうぴあ」を整備し、「天王通りに街づくりの核を造り、広げていく」と意気込みを見せています。座右の銘は「人生はいきいき、生きよ」です。
医療畑の経験から市民病院の課題解決を訴える新人・山田真功氏
新人の山田真功氏は、1994年に名古屋市内の医療総合商社に入社し、医薬品営業と調剤薬局の店舗開発を担当しました。営業では医師への薬の説明や見積書作成を、店舗開発では地主とのコミュニケーションを図り、「一番大事なのは相手の話をしっかり聞いて、相手が望むような回答をすること」という姿勢を貫いてきました。
医療商社での経験から、経営が苦しい市民病院への思いは特に強く、「病院は人の命に関わるところ。(経営)課題が先送りになっている」と指摘します。公約には医療機器購入の財政支援を盛り込み、課題解決を訴えています。
趣味は中日ドラゴンズの試合観戦で、自宅にはファウルボールや選手のサイン入りバットを飾っています。「推し」は開幕マスクを務めた2年目の石伊雄太捕手で、「何とか頑張ってレギュラーをつかんでほしい」と期待を寄せています。
竹内イチゴ氏の横顔は取材拒否により未掲載
もう一人の新人候補である竹内イチゴ氏については、本紙による取材が断られたため、横顔の紹介を掲載することができませんでした。同氏も無所属での立候補となり、選挙戦の行方に注目が集まっています。
今回の津島市長選は、街づくりと医療を主要な争点として、3人の候補者がそれぞれの経験とビジョンを有権者に訴えかけています。19日の投開票を前に、激しい選挙戦が続いています。



