ひろゆき氏、政治批判から候補者支援へ転身 50歳前に「子供から文句言われる側」になる
ひろゆき氏、政治批判から候補者支援へ転身 50歳前に「子供から文句言われる側」に

政治団体「ひろゆき&いずみ新党(仮)」で共同代表を務める実業家・評論家の西村博之(ひろゆき)氏は21日、泉房穂参院議員と記者会見し、来年春の統一地方選に向けた支援プロジェクトに「約束を守る政治」を掲げた。

11月に50歳を迎えるひろゆき氏。「『政治は良くない』と文句を言う側だったが、50歳になると子供たちから文句を言われる側になる」と述べ、「やれることをやって、『今けっこういい国になった』と言える仲間を作りたい」と語った。

「手下として頑張る」宮崎入りに意欲

ひろゆき氏はインターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者で、フランス在住。ネット番組などでコメンテーターとして活動し、「論破」するスタイルでも知られる。今年7月、泉氏と政治団体を設立した。

会見では、プロジェクトが支援する第1弾の候補者として、12月の宮崎県知事選に立候補する東国原英夫氏らを紹介した。街頭演説やSNSでの発信、選挙戦略の立案などを支援する。活動は候補者への金銭支援ではなく、ひろゆき氏と泉氏がホームページ代などを負担するボランティア運営だという。

ひろゆき氏は「ボランティアとして勝手にくっついて、勝手に応援する形となる」と話した。東国原氏への応援については「来いと言われたら行きます」と宮崎入りに意欲を示した。東国原氏の家に泊めてもらい、地域を一緒に回るほか、同氏の行きつけのスナックにも行く考えを明かし、「手下として頑張ろうと思います」と語った。

東国原氏、参加の経緯と公約

東国原氏は、プロジェクトの発表をネットニュースで知り、旧知の泉氏に連絡したという。泉氏の子育て支援の実績を以前から評価しており、新党ではなく「応援プロジェクト」だと確認して参加を決めた。県知事選には無所属で出馬する考えを示している。

東国原氏は、プロジェクトが掲げる「人と動物の共生」について、ペットに限らず畜産動物を含む「アニマルウェルフェア」にも前向きな姿勢を示した。「愛情をもって育て、どうやって解体していくか、注意を払わなければならない」と語った。いじめ対策では「大人社会にもいじめがある。ゼロにはできないが、ゼロを目指す。記者クラブや新聞社にもいじめはあるでしょう」と記者団に同意を求めた。

違約金1000万円、公約守る覚悟

東国原氏は、約束したテーマに関する議案などを当選後1年3カ月以内に提出できなければ、違約金として1000万円を日本赤十字社に寄付する。当初提示された額は1000万円を超え、「宮崎県高鍋町で一軒家を購入できる」ほどだったという。「最初はべらぼうな、とんでもない額だった。1000万円についても、ローン(分割)にならないかを交渉している」と冗談めかし、「もう自分に負荷をかける意味で頑張りたい」と意気込んだ。

公約を守らなかった政治家について、東国原氏は具体名を挙げなかった。ひろゆき氏も政治家の名前は出さず、「『高速道路無償化』はどこ行ったのか。あと『花粉症ゼロ』と誰か言っていた。『満員電車ゼロ』と言っていなかったか。どうだったんですかね」と疑問を呈した。

政治を論評し、批判する側として知られてきたひろゆき氏が、候補者を支援する側に回る。泉氏は、ひろゆき氏から「批判する側だったが、批判される側になってやってみたい」と聞き、「本気なんだな」と感じたという。泉氏は「今の政治について、愚痴るだけじゃなくて実際に変えてみましょうという点で一致した」と語った。