先の大戦の戦没者112万人分の遺骨がいまだ各地に残されている。戦没者遺骨収集を「国の責務」と定めた推進法が施行されて10年。組織的な情報収集や調査・収容を推進する「集中実施期間」の期限を3年後に控える中、与野党の国会議員に見解を聞く。
「本当に申し訳ない」と語る思い
自民党の山谷えり子元拉致問題担当相は「本当に申し訳ないの一言。早くお戻りいただけるように力を尽くすのが政治家の仕事だ」と述べ、先の大戦中に海外などで亡くなった戦没者112万人分の遺骨が置き去りにされている事実に心を痛めている。
山谷氏は戦没者の慰霊・顕彰、遺骨収集を「戦後政治の残された重要な課題」と捉えて取り組んできた。
父の言葉が原点
その原点は、陸軍のパイロットとして従軍し、撃墜されたものの奇跡的に生還した父の存在だ。傷痍軍人として生きた父の「お釣りの人生。亡き戦友に申し訳ない」という言葉が、心に深く刻まれているという。



