クロマグロ漁獲枠拡大、国際会議で合意ならず 農水相「早期の議論再開を模索」
クロマグロ漁獲枠拡大、合意ならず 農水相が早期再開模索

太平洋クロマグロ(本マグロ)の漁獲枠拡大を話し合う一連の国際会議が14日まで長崎市内で開かれたが、合意には至らなかった。これを受け、鈴木憲和農林水産相は17日の閣議後会見で、「漁業者のお気持ちを考えると大変残念」と述べ、早期の議論再開を模索する方針を明らかにした。

メキシコの主張が合意を阻む

鈴木農水相は冒頭、「厳格な漁獲量の管理に取り組んできた結果、資源量が増加傾向にある」との認識を示した。その上で、今回の会議では「関係国の一つであるメキシコがこれまでの議論の過程をすべて覆す一方的な主張を行ったため、全会一致での合意に至らなかった」と説明した。農水相はメキシコの態度を「極めて遺憾」とし、「メキシコの不誠実な交渉態度については、合意に向けた関係国・地域の真摯な交渉努力を無にするもので、私としては極めて遺憾」と強く非難した。

日本の提案と漁業者の声

日本は30キロ以上の大型魚の漁獲枠を来年以降に25%増やす案を支持していた。日本の近海では近年、漁業者から「クロマグロが取れすぎている」との声が上がっており、資源回復を背景に増枠を求める動きが強まっていた。今回の合意失敗により、漁業者の期待は裏切られる形となった。

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鈴木農水相は「できるだけ早期の議論の再開を模索したい」と述べ、引き続き国際的な協議を続ける考えを示した。今後の交渉では、メキシコを含む関係国との調整が焦点となる。

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