ロイター通信は16日、イランがイエメンの反政府勢力フーシに対し、紅海の原油輸送ルートを封鎖する準備を要請したと報じた。米軍がイランの電力インフラを攻撃した場合、封鎖を実行するという。アデン湾と紅海を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖が念頭にあるとみられ、実行されれば、原油供給は一段と混乱する恐れがある。
フーシ、ミサイルと無人機を配備完了
報道によると、フーシは既に、同海峡付近でミサイルや無人機の配備を完了させたという。イランのメディアはこれまでも同海峡を封鎖する可能性を伝えてきた。ホルムズ海峡と並ぶ輸送路の封鎖を示唆することで、米国に揺さぶりをかける狙いがある。
米軍、イランに6日連続の攻撃
一方、米中央軍は16日、イランに対する6日連続の攻撃を行ったと発表した。イランの軍事能力をさらに低下させる狙いだとしている。イラン国営テレビなどは16日、米軍の攻撃は民間インフラが標的となっていると報じ、南部の港湾都市バンダルアッバスでは二つの橋と駅が空爆されたと伝えた。ファルス通信は各地で死傷者が出たと報じている。南東部のシスタン・バルチスタン州でも、空港の一部が被害を受けたという。
米軍、オマーン湾でタンカー臨検
米中央軍は海上封鎖措置の一環として、海兵隊部隊がオマーン湾でタンカーを臨検したことも明らかにした。キャロライン・レビット大統領報道官は16日の記者会見で、連日の攻撃を正当化した上で「大統領は常に外交に前向きだ」と述べ、イランとの交渉は継続させる姿勢を改めて示した。



