文章を書く際、最初の一文でつまずく人は多い。作家の藤原智美氏は、その原因は「出だしから考えようとする」ことにあると指摘する。
強迫観念の原因は学校教育
多くの人が一行目から書くべきだと信じ込んでいるが、そのような決まりはない。本当は書きやすいところから手をつければよい。藤原氏は、この強迫観念の根源を学校教育にあると述べている。
作文の授業では、400字の課題に対して原稿用紙1枚しか渡さないケースがほとんどだ。その結果、生徒はいきなり清書をする必要に迫られ、一行目が完成するまで二行目が書けなくなってしまう。そのイメージを大人になっても引きずるため、最初の一文に完璧を求めて次に進めなくなるという。
推敲を前提に気楽に
本来、文章は何度も推敲しながら書き上げるものだ。その前提に立てば、書き出しが気に入らなくても、ひとまず先に進んで後から書き直せばいいと気楽に考えられるはずだと藤原氏はアドバイスしている。



