非核三原則の見直しを就任前に訴えていた高市早苗首相は6日、被爆地・広島の平和記念式典で何を語るのか。注目された式典のあいさつで、首相は非核三原則の堅持に言及したが、被爆者からは「見直さないという決意が見えない」「その場しのぎ」などの厳しい受け止めが相次いだ。
就任後初の式典出席
高市首相は6日、就任後初めて広島市の平和記念式典に出席し、「我が国は『非核三原則』を堅持しており、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた努力をたゆまず続けていく使命を担っている」とあいさつした。
首相は式典後、広島平和記念資料館を約30分かけて視察。三輪車や焦げた弁当箱など子どもの遺品を見学し、芳名録に「祈平和」と記した。
被爆者団体との会合
その後、市内のホテルで開かれた広島の被爆者7団体との「被爆者代表から要望を聞く会」に出席した。
この日のために、がん治療で入院中の病院から会合に駆けつけた被爆者の男性がいる。広島被爆者団体連絡会議事務局長の田中聡司さん(82)だ。1歳5カ月で入市被爆し、長年にわたり核廃絶を訴えてきた。田中さんには、高市政権のもとで非核三原則の見直し論が進むのではないかとの懸念があった。
高市首相は首相就任前の20…(ここから先は有料記事です)



