オバマ氏、トランプ政権を「混乱と残酷さ」と痛烈批判 中間選挙控え
オバマ氏、トランプ政権を「混乱と残酷さ」と痛烈批判 中間選挙控え

バラク・オバマ米元大統領(65)は24日、11月3日の中間選挙を前に、オハイオ州クリーブランドで開かれた民主党候補支援の集会に出席し、ドナルド・トランプ大統領を痛烈に批判した。

「もうたくさんだ」と有権者に訴え

オバマ氏は「現代では前例のない混乱と残酷さ、腐敗、無能さが2年間続いている。『もうたくさんだ』と言う機会だ」と述べ、「ここオハイオ州で、私たちは変化を求めて投票する」と訴えた。

また、燃料価格の高騰を背景に有権者の大きな懸念となっている生活費の上昇について、トランプ政権に責任があると非難。「現職大統領は一連の誤った決断を下した。中でも最も重大なのは、誰も望んでいない不必要な戦争を始める決断をしたことだ」と指摘した。

期日前投票の早期実施を呼びかけ

オバマ氏は、オハイオ州ですでに期日前投票が始まっているとして、有権者にできるだけ早く投票するよう呼びかけ、「先延ばしにせず、ためらわずに」と訴えた。

オバマ氏は今も民主党支持層の間で高い人気を誇っており、連邦議会の主導権を左右する重要な中間選挙で、党の候補者を支援するために自身の人気を生かそうとしている。

オハイオ州の選挙戦と全米の情勢

オハイオ州では、民主党のシェロッド・ブラウン元上院議員が共和党の現職ジョン・ハステッド上院議員を相手に返り咲きを目指す。一方、州知事選では、民主党のエイミー・アクトン氏と、2024年の大統領選で共和党の候補者指名を争ったビベック・ラマスワミ氏が対決する。

同州の世論調査では、いずれの選挙戦でも民主党候補がわずかにリードしているが、接戦になると予想されている。全米の世論調査でも、民主党が下院の主導権を奪還する可能性が示されている一方、上院ではより厳しい戦いが予想されている。

オバマ氏はクリーブランドでの集会後、同日夜にはミシガン州に移動し、デトロイトで民主党の上院議員候補アブドゥル・エルサイード氏と共に集会に参加する予定だ。ミシガン州の上院議員2議席は現在、いずれも民主党が占めているが、党内左派のエルサイード氏は共和党のマイク・ロジャース氏と接戦を繰り広げている。