石破氏、衆院解散幻に 退陣論抗しきれず 両院議員総会で続投論も広がらず
石破氏、衆院解散幻に 退陣論抗しきれず

「石破おろし」は、2025年7月20日の参院選投開票日から50日間に及んだ。権力闘争を繰り広げてきた自民党71年の歴史でも、特筆すべき抗争として記録されるだろう。

鈴木宗男氏、官邸で続投促す

7月24日、参院選比例区で当選した鈴木宗男氏が首相官邸に石破茂氏を訪ねた。前日の石破氏と首相経験者との会談では続投への理解が得られず、多くのメディアが退陣を前提に報道していた。

「総理、ここで辞めてはいけません」と切り出した。「私は選挙で全国を回って歩いたが、やはり裏金が原因だ。派閥(幹部)で誰も責任を取っていない。石破総理の責任ではないから、我慢して耐えて」

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鈴木氏は自民に23年ぶりに復党したばかりだったが、退陣論が噴出した両院議員総会でも続投論を展開した。

稲田朋美氏も続投主張

総会では稲田朋美氏も石破氏の続投を主張し、旧安倍派の元幹部らが退陣を求める動きを公然と批判した。「総裁選をすれば解決するという立場を私はとらない。いまだに古い派閥単位で動いているのは国民の理解が得られない」。稲田氏は石破氏の首相在任中に3回、会食を共にしている。

7月下旬以降、官邸前で「石破辞めるなデモ」に人が集まり始める。石破おろしに党内の保守強硬派や裏金関与議員が多数関わっていることへの反発が呼んだものだ。

支持率上昇も党内に広がらず

朝日新聞が8月16、17日に実施した世論調査では、内閣支持率が7ポイント上昇。石破氏について、「辞める必要はない」が54%、退陣を求める自民の動きに「納得できない」が49%に上った。

だが、こうした石破氏擁護論は自民党内では広がりを欠いた。執行部が8月8日の両院議員総会で総裁選前倒しの意思確認を選挙管理委員会で検討することを決めると、退陣要求はますます加速した。

ここで政権内に浮上してきたのが「衆院解散」論だ。石破氏は8月24日夜、小泉…

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