ふるさと納税は、所得が高い人ほど多額の寄付ができ、その分だけ高額の返礼品を受け取れる仕組みだ。返礼品を紹介するポータルサイトを見ると、換金性の高い「純金製」の品々も並んでいる。
つくば市が純金製品を多数導入
茨城県つくば市は、24年秋ごろから、純金製品を数多く並べるようになった。造幣局の検定刻印入り小判やブレスレットなどが人気で、企画経営課の担当者は「市への寄付額の大きな割合を占めている」と明かす。
東京都内に1時間ほどで通える利便性の高さから、沿線住民が増えている。比較的所得水準の高い人も多く、ふるさと納税による市税流出が課題だった。そこで、高額寄付を呼び込もうと純金製品を返礼品に加えたという。
水戸市も純金製の古銭レプリカを追加
水戸市も昨年12月、純金製の古銭レプリカ「水戸虎銭」(約25グラム)と竹串(10グラム)を加えた。水戸虎銭の寄付額は500万円だが、500万円の寄付で税控除を最大限活用するには、年収2億円前後が必要になる。
水戸市が受けるふるさと納税は、高額寄付を呼び込むことで市税の流出を防ぐ狙いがあるとみられる。



