中道改革連合が8月31日に立憲民主党、公明党との3党合流を断念してから1週間が経過した。結党から約7カ月で分裂含みとなる中、党内関係者から失敗を総括する言葉が相次いでいる。
「数合わせ」「敗戦処理」 相次ぐ失敗総括
「数合わせ」「敗戦処理」「まずくっつくことが先に出た」――。結党時に期待された「立憲票+公明票」の足し算は2月の衆院選で崩れ、さらなる勢力拡大を目指した3党合流も実現しなかった。
公明出身の河西宏一衆院議員は4日、インターネットの投稿プラットフォーム「note」で、衆院選大敗について「『二つの党の票を足せば議席は確保できる』という前提そのものの誤算」を指摘。基本政策を十分に一致させないまま「数合わせ」に固執したとの批判に対し、「全くその通り」と認めた。「それでも、私たちは『中道の旗』を下ろしません」とした。
立民出身で衆院選に落選した山岸一生前衆院議員も3日のnoteで、3党合流を巡る動きを「敗戦処理」と表現した。「政策よりも、政局を優先したと見えてしまった」と結党を振り返り、「ところが今回は、まずくっつくことが先に出てしまった。自民党とは違う、どのような社会をつくるのかを、示しきれなかった」と記した。
小川代表「プランBを鋭意検討」 階幹事長は結束に自信
小川淳也代表は3党合流に代わる「新たな形態への移行」を打ち出している。4日の記者会見では「プランBを鋭意検討している」と述べ、7日以降の週明けをめどに一定の結論を出す考えを示した。
一方、今後の身の振り方を留保する動きもある。立民出身で中道の政調会長を務めた本庄知史前衆院議員は合流断念後のXで「一致結束することが重要」としつつ、自身の今後の対応については「『新しい形態』がどういうものになるのかなど今後の推移を見定めた上で、熟慮したい」としている。
階猛幹事長は4日配信のネット番組「本格政治討論LIVE SIGNAL」で、立民出身の中道所属衆院議員21人について、今後もまとまって行動することに「確信を持っている」と強調。「21人のうち14人は比例票をベースに当選している。もしここがばらけてしまったら、それこそ(比例票を投じた)1000万人を超える方々の負託に応えられなくなってしまう」と語った。
公明側との連携深化に意欲
番組では、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、公明側が立民側に対し「自分たちに対するアレルギー」を感じているとの見方を示した。自民党と公明が連立を組んだ際には、公明側はそうした「冷たさ」を自民側に感じなかったという。
これに対し、階氏は「それは一面的な情報だと思いますよ」と反論。「公明党出身の方から聞くと、自公だって最初はひどかったと。それが26年間、苦楽をともにする中でだんだん良くなってきた。『われわれもきっとそうなりますよ』とも言われている」と強調し、「どんどん距離を近づけていくようにしていきたい」と公明側との連携の深化に意欲を示した。「ここで諦めたわけではない。まだ始まったばかりだ」と述べた。



