駐日フランス大使のベアトリス・ル・フラペール・デュ・エレン氏が8月31日、産経新聞に寄稿し、2026年9月は日仏の防衛協力にとって特別な月になると指摘した。
防衛分野すべてで協力
寄稿の中で大使は、2026年9月は日本とフランスの防衛協力が注目される月であり、多くの案件や会合が予定されていると述べた。2028年に外交関係樹立170周年を迎える両国民の深い友好関係を基盤に、日仏は共通の価値観と一致する利益を擁護するために肩を並べて取り組んでいると強調した。
戦略的な国際環境が悪化の一途をたどる一方、日仏は平和で安定したインド太平洋地域を維持するために、現在を見据えた未来志向の防衛協力を発展させてきたという。
相互運用性を強化
インド太平洋に関する両国のビジョンが一致していること、それぞれが米国と同盟関係にあること、また両国のウクライナとの連帯は、すべて共通の戦略的枠組みの確立に寄与する両国の相互運用性を強化する理由だと指摘した。
インド太平洋に領土の一部を有するフランスにとって、日本は同地域のみならず世界的に見ても欠くことのできない防衛上のパートナーであるとし、フランスは欧州諸国のなかで唯一、すべての防衛分野で日本との協力関係を有する国だと説明した。
共同訓練「ブリュネ・タカモリ」
2026年9月は、多様かつ密度の濃い両国の協力関係を証明する月となる。まず、フランス陸軍と日本の陸上自衛隊による共同訓練「ブリュネ・タカモリ」が今年は日本で開催される。この訓練は、明治維新前後に日本の軍近代化に尽力したフランスと日本の軍人(ジュール・ブリュネと西郷隆盛)の名を冠しており、両組織の相互運用性と相互理解を高めることを目的としている。



