いわきFC新スタジアム、福島臨海鉄道のJR直通運転は「実現厳しい」と市が表明
いわきFC新スタジアム、鉄道JR直通は「実現厳しい」と市

いわきFC新スタジアム整備に伴う鉄道運行再開、JR直通は困難と市が判断

サッカーJ2いわきFCの新スタジアム整備を契機に検討されている福島臨海鉄道の旅客運行再開について、いわき市と同鉄道は23日、JR常磐線いわき駅への直通運転が「実現が厳しい」との見解を明らかにしました。技術面や運行上の課題が多く、新年度も協議を継続する方針です。

直通運転の課題と費用面のハードル

市によると、直通運転を実現するためには、泉駅の大規模な改修や安全装置の整備など、莫大な費用が必要と見込まれています。さらに、ダイヤの改定などJRとの複雑な調整も必要で、これらが大きな障壁となっています。この判断は、同日にいわき市で開催された防災・交通対策協議会の第4回会議で示されました。

直通運転は、1月の第3回会議で運行形態の一案として提示されていましたが、委員から再検討を求める声が上がったため、新年度も協議を続けることになりました。市は、福島臨海鉄道内で完結する泉駅から小名浜駅までの運行を軸に検討を進める方針を強調しています。

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収支見通しと代替交通対策の検討

会議では、泉駅から小名浜駅間の旅客運行における収支の見通しも説明されました。収益を運賃で賄うことを想定すると、定期運行には現在の1日の泉駅利用者数(4,454人)以上の乗客が必要です。また、試合やイベント時の臨時運行では、定期運行の約5倍の利用者数か、運行主体の費用負担が求められる見込みです。

福島臨海鉄道以外の交通・駐車場対策としても、スタジアム付近への立体駐車場の整備や、シャトルバスを活用した遠隔地駐車場の利用推進などが示されました。新年度には、同協議会を親会として「交通混雑対策部会」などの分科会を設置し、各テーマに応じたメンバーが協議や調整を行っていく方針です。

これらの取り組みは、新スタジアムの開業に伴う交通混雑を緩和し、地域の防災・交通インフラを強化することを目的としています。いわき市は、持続可能な運行計画の策定に向けて、引き続き関係者と連携を深めていく構えです。

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