大阪市を廃止して特別区に再編する大阪都構想をめぐり、大阪維新の会が検討している四つの特別区の名称のうち、二つの区名を「淀川区」と「天王寺区」とする方向で調整に入った。残る二つの特別区は住民アンケートを実施した上で10月末までに絞り込む方針。
調整が進む2区の名称
都構想の制度案では、新大阪、梅田、難波、天王寺という中核地域をそれぞれ抱える4特別区に再編することが決まっている。維新関係者によると、新大阪を抱える淀川区などの区域は「淀川区」、天王寺を抱える天王寺区などの区域は「天王寺区」とする方向で調整している。
残る2区の名称案
一方、残る2特別区のうち、梅田を抱える北区などの区域は「北区」か「梅田区」、難波を抱える中央区などの区域は「なにわ区」か「中央区」のいずれかにする方向だ。今月8日から住民アンケートを実施した上で最終判断する。今月末にも最終案を固め、具体的な制度案を議論する大阪府・市の法定協議会で正式決定する見通しだ。
住民投票への影響
維新は来春の統一地方選の知事選などと同日に3回目の住民投票実施をめざしている。住民にとって、区名は住所となるだけでなく、地域のイメージやブランド力にも直結するため、住民投票での投票行動にも強く影響するとされる。維新はこれまでも住民アンケートなどを通じて区名案の絞り込みを進めてきた。万博の公式キャラクターにちなんだ「ミャクミャ区」や地域のランドマークにちなんだとみられる「ハルカス区」などの案も浮上していた。