沖縄県知事選(9月13日投開票)は30日、告示後初の日曜日を迎えた。事実上の一騎打ちとなっている主要候補2人は、県内各地を精力的に回り、相手候補との対立軸や独自色を意識して主要施策を訴えた。
玉城候補は辺野古反対を強調
現職で3選を目指す玉城デニー候補(66)は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先の名護市で総決起集会を開いた。告示直前、「対政府」への姿勢を鮮明に打ち出し、訴えを控えてきた移設反対を積極的に主張していく戦略に転換した玉城候補は、国が同市辺野古沖で工事を進める代替施設について「絶対につくらせない」と力を込めた。
また、保守勢力が支える相手候補を念頭に、沖縄の伝統や歴史を重視する自らの信条を「琉球保守」と表現し、「政府に立ち向かえるのは自分しかいない」と強調した。
古謝候補は離島振興をアピール
一方、経済政策を重視する新人で前那覇市副市長の古謝玄太候補(42)は、輸送費など経済的に不利な影響を受けやすい離島を遊説。石垣市の交通量の多い中心部で「交付金を確保し、生活を支える道路や港湾のインフラ整備を進める」と離島振興策を訴えた。
自民党など5党と公明党県本部から推薦を受けた古謝候補は、各党議員らと行動を共にする組織戦を展開。「国と対等に交渉ができるのは私だ」と政府とのパイプをアピールした。自民県連幹部もマイクを握り、「沖縄県政をまっとうな行政に戻そう」と呼びかけた。
台風影響で掲示板再設置急ぐ
一方、各地の選挙管理委員会は、告示直前に接近した台風の影響で一時撤去したポスター掲示板を再設置する作業を急いでいる。204か所で再設置が必要なうるま市では、この日朝から業者が道路脇などに掲示板を取り付けていた。



