9月13日に投開票された沖縄県知事選で初当選した古謝玄太氏(42)が30日、県庁に初登庁した。沖縄県知事として史上最年少での就任となる。
職員や支援者に迎えられて初登庁し、宮城嗣吉副知事から引き継ぎを受けた後、知事室の椅子に座った。笑顔を見せつつも、「県政を担うという大きな責任を改めて痛感している」と気を引き締めた。職員への訓示では選挙戦でのスローガンを盛り込んで「共に沖縄を前に進めてまいりましょう」と語りかけた。
12年間続いた国との対立、転換点に
沖縄県政は、アメリカ軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、2014年以降、12年間にわたって「反対」を掲げる故翁長雄志氏や玉城デニー氏が知事を担い、国との対立が続いてきた。一方、古謝氏は移設を容認すると明言しており、国と県の関係は変わる可能性がある。
期待と課題、難しいかじ取り
国との協調姿勢を明確にし、全国最低水準の県民所得の引き上げなどに期待が集まる一方、米軍基地問題や、自衛隊の防衛力強化に伴う県民負担の軽減にどう向き合うかなど、難しいかじ取りも求められる。