総務省が29日に発表した2025年の国勢調査(確定値)で、山口県の人口は126万2770人となり、全国28位だった。前回調査(2020年)と比べて約8万人(5.9%)減り、過去最大の減少率となった。調査が始まって以来、初めて全ての自治体で人口が減少した。
市町別の減少状況
増減率をみると、7市町で1割以上減少した。5年で一つの市単位の人口がゼロになる勢いで減っている。マイナス幅が最大だったのは上関町の19.3%。美祢市の13.4%、周防大島町の13.2%の順でマイナス幅が大きい。山陰地方側や、交通の便の悪い県南東部でのマイナス幅が目立つ。
年齢構成と人口の多い市
年齢区分では、65歳以上の割合が前回比1.1ポイント増の35.7%に達し、全国7位となった。15歳未満は10.6%にとどまり、15~64歳は53.8%だった。
県内で人口が最も多かったのは下関市の23万7611人。山口市の19万271人、宇部市の15万2689人と続いた。最少は上関町の1889人だった。
県の分析
県統計分析課は「転出が転入を上回る社会減に加え、出生数の減少と高齢化による自然減も続いており、人口減に歯止めがかかっていない」と分析している。