維新、都構想の特別区名に30案提示 「ミャクミャ区」に賛否の波紋
維新、都構想の特別区名に30案提示 「ミャクミャ区」に賛否

大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」をめぐり、推進する大阪維新の会が特別区の名称を決める議論を本格化させている。区名は、都構想への賛否にも大きな影響を与えるとされる。維新は、区名の案を示した住民アンケートを実施して慎重に見極める考えだが、維新内でも賛否のある型破りな案もあり、波紋を呼んでいる。

区名は「非常に重要」と吉村代表

維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は28日、記者団に、アンケートについて「住民の皆さんの意見をできるだけ聞きたい」と説明。過去の住民投票では区の名称のために反対したとの意見もあったとし、「区名は非常に重要だ」と強調した。

都構想の制度案をつくる大阪府市の法定協議会では、市を四つの特別区に再編する区割りが固まっている。維新は区名案を決めるにあたり、ウェブの特設ページで3回にわたってアンケートを実施していく計画だ。

8月下旬から9月中旬に実施した1回目は自由記述で区名を広く募集。その結果をもとに各特別区ごとに7~8案の延べ30案を示し、10月4日まで2週間の期間で2回目を実施中だ。

「ミャクミャ区」や「ハルカス区」に賛否

候補にあがっているのは、強い賛否がでにくく「支持に偏りがでない」(維新幹部)という漢数字や方位・方角で表す「第一区」「北区」などの案だ。

他にも、歴史的な地名をもとにした「上町区」、主要駅を冠した「新大阪区」「梅田区」、地域名を生かした「夢洲(ゆめしま)区」「船場区」などがある。

一方、波紋を呼んでいる案もある。その一つが大阪・関西万博の跡地を抱える区域で示された「ミャクミャ区」。万博の公式キャラクターにちなんだものだが、維新内でも反応が様々だ。市民から提案があった点も含め、「人気で複数の意見があったので残っている」(維新市議)と一定認める声もあるが、「ふざけていると思われる」(府議団幹部)と疑問視する意見も多い。SNSでは「キラキラネームじゃないんだから」「エープリルフールには早すぎる」「アリな気がしてきた」などと議論が起きている。

地域のランドマークにちなんだとみられる「ハルカス区」もある。

10月末に維新案をまとめ正式決定へ

今後、維新は2回目の結果をうけ、一貫性をもたせた4特別区の名称で4パターンに絞り込み、再度アンケートを実施。10月末に維新案をまとめ、府市の法定協議会で正式に決定する見通しだ。