京都市バス、全国初の二重価格導入へ 市民優先価格の狙いと課題
京都市バス、全国初の二重価格導入へ 市民優先価格の狙いと課題

京都市は、観光や通勤・通学などに欠かせない市バスの運賃で、市民と市民以外で1.5~2倍の差をつける二重価格「市民優先価格」の導入を目指している。背景にあるのは、新型コロナウイルス禍からの観光需要の回復に伴う慢性的な混雑だ。日本を代表する観光都市として、市は「市民生活と観光の調和」を掲げ、令和9年度中の導入を予定する。実現すればオーバーツーリズム(観光公害)対策として全国初となる取り組みの狙いと今後の課題とは。

観光客増「恩恵」として実感を

京都の玄関口となるJR京都駅前のバスターミナル。観光客らに人気の高い清水寺や祇園方面へ向かう乗り場には長蛇の列ができ、ほかの一部路線でも車内が混雑する様子が日常的にみられている。

全国初のオーバーツーリズム対策へ

市は、市民生活と観光の調和を図るため、運賃差別化による混雑緩和を目指す。導入には、市民と観光客の区別方法や、観光客への周知、運賃収入の変動など、複数の課題があるとみられる。

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