福岡県議会の民主会派の副議長経験者が3日までに、朝日新聞の取材に対し、就任後に現金500万円を要求され、議会関係者に渡したと証言した。議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について、証言した議長・副議長経験者は6人目となる。第三者委員会による調査開始を前に、新たな証言が明らかになった。
民主会派からは2人目の証言
疑惑をめぐっては、このほか5人の議長・副議長経験者が、就任前後に自民会派幹部らに100万円以上の現金を渡したり会食代などを負担したりしたと朝日新聞の取材に認めている。民主会派からの証言は2人目となる。
新たに証言した副議長経験者は匿名を条件に、「就任から半年過ぎたころ、県議会の会議室で民主会派の会長(当時)に預けたか、会長と一緒に持参して自民の誰かに渡したと思う。詳しいことは記憶が飛んでいて、覚えていない」と語った。
「副議長イコール500万円」という雰囲気
当時を振り返り、「『副議長イコール500万円』という話が、議会の雰囲気としてあった。あしき慣習に、自分も抗しきれなかった」と釈明。現金の用意について「会長の指導に従った。ポストをめぐる他会派との調整に使われたと思う」と語った。
金銭の授受について、多くの議長・副議長経験者は取材に対し現金の授受を否定している。この副議長経験者は「自分だけではないはずだ。えりを正し、県政を正常化させる千載一遇の時だと思う」と語った。
自民会派幹部らは否定、第三者委が調査へ
自民会派幹部と当時の民主会派会長は、朝日新聞の取材に金銭の授受を否定している。
疑惑について県議会は、日本弁護士連合会のガイドラインに基づく第三者委を設置して調査する。



