パワハラ問題で横浜市長を辞職した山中竹春氏(53)が11日朝、相鉄線瀬谷駅前で街頭に立ち、通勤客らに謝罪の言葉を繰り返した。10月の市長選への再出馬については、いまだに明言を避けている。
駅頭で頭を下げ続ける山中氏
11日午前7時、相鉄線瀬谷駅(横浜市瀬谷区)北口。山中氏はジャケット姿で駅の入り口前に立ち、道行く通勤通学客ら一人ひとりに頭を下げた。「山中竹春です。申し訳ありませんでした」と声をかけ、パワハラ問題や市長辞職については説明や釈明はせず、深く頭を下げて謝罪の言葉を繰り返した。山中氏に同行者はなかった。
雨が降る中、通りがかりの数人が山中氏に声をかけた。瀬谷区の女性(90)は「必ず次(の市長選)も頑張りなさいよ」と激励し、「悪かったと非を認めるなら、その姿勢を信じる」と話した。一方、同区の別の女性(78)は「今回のパワハラは謝ればすむ問題ではないと思う。辞職は当然だ」と厳しい見方を示した。
謝罪の理由と今後の展望
1時間余り謝罪を続けた後、山中氏は取材に対し、街頭に立った理由について「(パワハラ問題で)市政への信頼を低下させた。昨年の市長選での約束が道半ばで終わり、選んでいただいた皆様におわびをし続ける必要がある」と語った。
山中氏は自ら招いたパワハラ問題への批判が根強いことから、立候補に踏み切っても逆風下の選挙戦になるのは避けられない。一方で旧来の支援者からは復帰を促す声もあり、世論の風向きを探っている状況だ。



