リクルートは9月16日、「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 関西版」を発表した。調査は2026年2月26日~3月10日および3月19日~3月26日、関西圏在住の20歳以上の男女117,241人を対象にインターネットで実施された。
住み続けたい街(駅)1位は「さくら夙川」
住み続けたい街(駅)ランキングの1位は、JR東海道本線のさくら夙川となった。このほか、5位夙川(阪急神戸線)、8位西宮(JR東海道本線)、9位香櫨園(阪神本線)と、西宮エリアの4駅がランクインし、高い支持を集めた。
1位のさくら夙川は、「街の住民がその街のことを好きそう」「地域の食文化を楽しめる」などが高く評価された。桜の名所・夙川公園や21年開業の「夙川グリーンプレイス」、数年前から始まった「苦楽園・夙川マルシェ」など、住民の愛着を育む景観や豊富な交流機会が背景にある。
2位は人丸前、4位は茶山・京都芸術大学
2位の人丸前(山陽電鉄本線)と46位大蔵谷(山陽電鉄本線)は隣駅同士で、子育て政策が先進的な明石市にある。ターミナル駅である「明石」から少し離れることで落ち着いた住環境でありながら、大蔵海岸公園や明石市立天文科学館が近く、「子育て環境が充実している」点が住み続けたい評価につながった。
4位茶山・京都芸術大学(叡山電鉄叡山本線)は2023年4月「茶山」からの駅名変更を契機に、駅での作品展示をはじめ、学生と地域の方々との交流がより活発となり、「地域に顔見知りや知り合いができやすい」点が、住み続けたい街としての評価を上げた。
6位谷町九丁目、7位阿倍野と、地下鉄谷町線の駅がTOP10に2駅ランクイン。また、25位南田辺(JR阪和線)などを含め、大阪市南部エリアの駅も健闘している。
府県別では京都市の駅がTOP10を独占
府県別の住み続けたい街(駅)ランキングを見ると、大阪府では大阪市の駅が多くを占めたほか、吹田市の山田、箕面市の箕面船場阪大前がランクインした。兵庫県では、JR東海道本線の駅が4駅、阪急神戸線の駅が3駅ランクイン。京都府では、京都市の駅がTOP10全てを占めた。
奈良県では、近鉄奈良線から5駅がランクイン。滋賀県では、JR東海道本線(琵琶湖線)から6駅、JR湖西線から4駅が入った。和歌山県では、和歌山市から3駅、橋本市から1駅がランクインした。
子育てしやすい街(駅)1位は「箕面船場阪大前」
子育てしやすい街(駅)ランキングの総合1位は箕面船場阪大前、2位は大蔵谷、3位は四天王寺前夕陽ケ丘となった。箕面船場阪大前は24年開業の新駅で、約71万冊の蔵書を誇る「箕面市立船場図書館」など充実した教育・文化施設が駅前広場に集積している。箕面市は「子育て・教育世界一」を掲げ、公教育の質の向上にも力を入れている。
大阪府では箕面船場阪大前のほか、南千里や少路、千里中央など、北摂エリアの駅がTOP10に多くランクイン。兵庫県のTOP10は、明石市、神戸市、西宮市の駅が占めた。京都府では、京阪鴨東線、叡山電鉄叡山本線、地下鉄烏丸線、地下鉄東西線の駅がそれぞれ複数TOP10入りした。奈良県では、生駒、東生駒、白庭台と、生駒市から3駅がTOP7入り。滋賀県では、東海道本線の駅が上位を占めた。
美味しい街(駅)1位は「県庁前」
美味しい街(駅)ランキングの総合1位は県庁前、2位は元町、3位は天神橋筋六丁目となった。大阪府では、天神橋筋六丁目、天満、扇町、大阪天満宮と、天神橋筋商店街周辺の駅がTOP10に多くランクイン。兵庫県では、県庁前、元町、西元町、三ノ宮、新神戸、大倉山と、神戸市中央区の駅がTOP10に多く入った。
京都府では、桃山御陵前、伏見桃山、丹波橋と、桃山エリアの駅が上位にランクインした。奈良県では、天然鉱泉水で知られる生駒が1位となった。滋賀県で上位にランクインした駅は、「水が綺麗で美味しい」のスコアが比較的高い駅が多かった。和歌山県でランクインした和歌山市駅は、地域の食文化を楽しめることが評価されている。



