陸上自衛隊第10師団の新師団長、佐野浩司陸将(55)が名古屋市守山区の守山駐屯地で記者会見し、「東海北陸の皆様の信頼と負託に応えるため、強靱な第10師団を育成する」と抱負を述べた。
経歴と着任まで
佐野師団長は福井市出身で防衛大学校を卒業。1993年3月に入隊し、西部方面総監部防衛部長などを歴任した。着任直前まで同総監部幕僚長として熊本地震の被災地のニーズ把握などの対応にあたった。
2021年から22年にかけて第10師団副師団長兼守山駐屯地司令を務めており、同師団勤務は2度目となる。
南海トラフ地震への備え
会見では南海トラフ地震への備えについて、熊本での経験を踏まえ、「平素から関係者と顔の見える関係を築き、自治体などのニーズをどう整理するかが大切」と指摘。「広範囲が被災し、津波も来る複合災害となる。複雑化に対応した訓練をして実効性を向上させたい」と語った。
射撃場事件への対応
また、2023年に岐阜市の射撃場で発生した銃撃事件については、「武器を扱う組織として決してあってはならず、徹底した再発防止教育をする」と述べた。



