熊本地震から2週間、八代市で母失う 長男「今も信じられない」
熊本地震から2週間、八代市で母失う 長男「今も信じられない」

震度6強の揺れに見舞われた熊本県八代市では、家屋の倒壊に巻き込まれるなどして20人の命が失われた。11日で地震から2週間。大切な人を失った人たちは、今も悲しみの中にいる。

自宅倒壊で犠牲に

松村瑞子さん(84)は、一人暮らしをしていた木造平屋建ての自宅が倒壊して亡くなった。瑞子さんの長男は、「おしゃべり好きで周囲を明るくする人だった。今も信じられない」と語る。

趣味の畑仕事と家族への愛情

瑞子さんは畑仕事が趣味で、育てたトマトを近隣に配り、庭の梅は塩漬けにして家族に振る舞った。長男は涙を浮かべ、「本当に酸っぱい梅干しだった」と振り返る。

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自転車に乗っていろいろな所に顔を出していた瑞子さん。地震の数週間前、大好物のスイカをプレゼントしたのが最後の別れになったという。「(数年前に亡くなった)父と一緒に、天国でゆっくり休んでほしい」と亡き母を悼んだ。

50年来の友人も悼む

瑞子さんと50年来の付き合いという近くの高村緑さん(73)は、瑞子さんとよく日が暮れるまで世間話に花を咲かせた。いつも長男の体調や仕事のことを気にかけていたといい、「気さくで、優しい人だった」と声を詰まらせた。

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