アイスランド、EU加盟交渉再開の是非問う国民投票始まる 接戦予想
アイスランド、EU加盟交渉再開の是非問う国民投票始まる

北欧アイスランドで29日、欧州連合(EU)加盟交渉の再開の是非を問う国民投票が始まった。EUの一員として統合へ進むのか、現状の距離を保つのか。人口約40万人の島国の国論は二分している。

首相「可能性に目を閉ざさず、まず加盟条件を確かめよう」

クリストルン・フロスタドッティル首相は26日夜、首都レイキャビクで開かれた支持者らの集会で聴衆に呼びかけた。

「可能性に目を閉ざさず、まず加盟条件を確かめよう」

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8月時点の政策金利が8%、インフレ率が5.6%に上るなか、フロスタドッティル氏は、EUとの関係強化で競争を促し、物価や金利の低下と経済の安定につなげられると主張した。

13年に停止した交渉、再開の是非が焦点

アイスランドは2008年に起きた金融危機の翌年にEU加盟を申請したが、13年に加盟反対派が政権を握り、交渉は停止。24年末にEU加盟に前向きな政党を含む連立政権が発足し、今回の投票につながった。

常備軍を持たず、安全保障面で主に米国に依存してきたが、トランプ大統領の復権後、米国への信頼感が揺らぎ、EUとの関係強化を求める声も出ている。

世論調査では拮抗、接戦予想

ただ、今回問われるのは加盟の是非そのものではなく、13年から止まっている加盟交渉を再開するかどうかだ。交渉がまとまっても、実際の加盟には改めて国民投票を行う必要がある。

ギャラップ社が24~27日に実施した世論調査では、賛成48.4%、反対51.6%と拮抗しており、接戦が予想されている。

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