大規模な土石流で多数の犠牲者が出たネパールで、遺体の身元確認が深刻な課題となっている。被災地から遠く離れた場所で遺体の発見が相次ぎ、損傷のため確認が難しい例もあるからだ。政府は外国に技術支援を要請した。
首都カトマンズの病院には負傷者や遺体が被災地から運ばれており、安否不明の家族や知人を捜す人々が集まっている。病院の周辺には「捜し人」のポスターが何枚もはられていた。
病院周辺で公開された身元不明遺体の写真
病院周辺では29日、警察が公開した身元不明遺体の写真約60枚が張り出されていた。多くは衣服を身につけていない。警察官は、身元確認につなげるために警察と病院の判断で公開したと話した。
国境に近いラスワ郡ティムレで働いていた父が行方不明だというスジータ・ダサカルさん(18)は「見るのがつらい」とうつむいた。
遺体の大半は被災地から離れた下流域で収容
ネパール当局などによると、遺体の大半は被災地から離れた下流域で収容されているという。政府は外国に技術支援を要請しており、身元確認の作業が進められている。



