ハンガリー議会は11日、元最高裁長官のバカ・アンドラーシュ氏(73)を新大統領に選出した。19日に就任する見通しであることが、国営ハンガリー通信などの報道で明らかになった。
マジャル政権の転換路線
マジャル政権は、オルバン前首相の強権体制からの転換を進めており、オルバン派だったシュヨク前大統領を7月に退任に追い込んでいた。
ハンガリーでは首相が政治的な実権を握る。国家元首である大統領は儀礼的役割とされるが、議会が可決した法案に拒否権を行使し、差し戻す権限を持つ。
バカ氏の経歴と所信
バカ氏は議会で演説し、オルバン前政権は民主的統治の要件を満たさなかったとし、「このような体制が二度と現れないようにすることが、われわれの責務だ」と述べた。
バカ氏は1952年、首都ブダペスト生まれ。米大学の客員教授や欧州人権裁判所判事を務めた。2009年にハンガリー最高裁長官に就いたが、前政権の司法改革を批判し、任期途中に解任された。



