アフリカ北端にあるスペインの飛び地セウタに、隣国モロッコから7万人規模の移民が越境した問題で、欧州連合(EU)は4日、内相会合をオンラインで開催し、スペインの国境管理を支援する方針を確認した。
EU内で露呈した対立
移民流入をめぐっては、EU首脳の一部が当初、スペインのサンチェス首相の移民政策を批判。連帯を示すどころか、スペインとの国境審査の厳格化を訴えるなど、EU内部で対立が表面化していたが、ようやく「支援」で一致した形だ。
EU委員の見解
4日の会合後、ブルナー欧州委員(内務・移民担当)は記者会見で、「(不法移民の)大半が欧州本土に渡ることなくモロッコへ戻った」と指摘。「国境の安全が試されたが、EUはこの試験を乗りきった。会合ではスペインへの連帯が示された」と述べた。
ただ、欧州首脳の当初の対応は、スペインを「被害者」とみるより、むしろ非難するものだった。この記事は有料記事です。



