ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、週末に行われた米特使らとの協議の場で、ロシア側が紛争解決に向けた交渉に応じる姿勢を示していることが伝えられたと述べた。米ニュースサイト「アクシオス」が報じた。
米特使らのモスクワ・キーウ訪問
ドナルド・トランプ米大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏と、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏による週末のモスクワおよびキーウ訪問は、4年前に始まったロシアによる全面侵攻での外交的な膠着状態を打開しようとする米国の最新の試みとなった。
ウィトコフ氏はそれぞれの会談での進展を示唆し、紛争を終結させるための3者和平協議の再開に期待感を示した。
ゼレンスキー氏の発言
ゼレンスキー氏もアクシオスに対し「ロシア側は交渉の準備が整っている」と伝えられたと述べた。
「ロシアはこの冬を利用してわれわれを挫こうとしている」と語ったゼレンスキー氏だったが、その一方で、トランプ政権が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対して事態の沈静化を迫る可能性があり、プーチン氏も米国を「不快にさせたくない」と考えていると補足した。
協議の内容と今後の見通し
ゼレンスキー氏によると、週末の協議にはエネルギー施設や穀物輸送、石油・ガス輸出に関する米側の提案が含まれていたが、詳細についての言及は避けた。
また、米国の取り組みについては、冬を迎える前の交渉再開に向けて強く働きかけていると述べた。
ロシアは2022年2月の侵攻開始以来、毎年冬にウクライナのエネルギーインフラを攻撃し、数百万人の電力や暖房を遮断してきた。



