ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、ノルウェーの首都オスロで、米国のスティーブン・ウィトコフ中東担当特使らと会談した。ロシアによる侵略終結に向け、米露ウクライナの3か国による首脳会談の開催を求めた。
和平に向けた明確な考え
ゼレンスキー氏は会談後の記者会見で、「ロシアとの和平に向けた明白な考えがある」と述べた。また、ウクライナの提案をロシア側に伝達するようウィトコフ氏に要請したことを明らかにした。
会談には、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏がオンラインで参加し、ノルウェーやフィンランドの首脳も同席した。
情報共有の再開と米国の説明
米ウクライナ関係を巡っては最近、米国がウクライナに対し、ロシアの弾道ミサイル発射に関する情報共有を制限したとの見方が広がっていた。ゼレンスキー氏はこれまで「我々に降伏を迫る措置が取られている」と不満を表明していたが、会談後の会見では「(情報共有は)再び機能している」と述べ、米国に謝意を示した。
会談に先立ち、ルビオ米国務長官もゼレンスキー氏と電話会談し、米国はウクライナへの支援策を制限していないと説明した。記者団には、迎撃ミサイル供与の意図的な遅延や情報共有の縮小を否定した。
ウィトコフ氏は21日にロシアを訪問し、ロシア側とも協議する予定だ。