ザポリージャ原発で外部電源喪失、非常用発電機の燃料10日分のみ IAEA
ザポリージャ原発で外部電源喪失、燃料10日分のみ IAEA

国際原子力機関(IAEA)は29日、ウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所で1週間以上前に外部電源の喪失が発生し、現在は非常用ディーゼル発電機に依存していると発表した。

非常用発電機の燃料は10日分のみ

IAEAの声明によると、同原発には停止中の原子炉が6基あり、冷却のために電力が必要だが、敷地内に備蓄されているディーゼル燃料は10日分しかない。ここ約6か月間、敷地外の貯蔵施設への燃料搬入は行われていなかったが、27日と28日に別の施設から原発へディーゼル燃料が供給されたという。

IAEA事務局長の指摘と停戦交渉

ラファエル・グロッシ事務局長は「外部電源を失った原子力発電所にとって、ディーゼル燃料の確保は極めて重要だ」「現在の状況は、原発の安全確保とセキュリティにおいて、信頼できる外部電源と安全な供給ルートがいかに不可欠であるかを改めて示している」と指摘した。

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声明によると、同原発は「ドニプロ川北側での軍事活動に伴い」通常の電源供給を失った。ウィーンに本部を置くIAEAは、送電線の修復を可能にするため、局所的な停戦交渉を試みていると明かした。

無人機による事案で従業員2名負傷

IAEAは28日、ザポリージャ原発で最近、無人機が関与する事案が3件発生し、従業員2名が負傷したと発表。安全面への懸念が再び高まっている。ウクライナ南部に位置する同原発は、2022年2月の全規模侵攻から数週間後の同年3月にロシア軍によって占領された。

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