バチカン(ローマ教皇庁)のポール・ギャラガー外務局長(外相)は25日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とモスクワで会談した。ギャラガー氏は共同記者発表で「この戦争は終わらせなければならない」と訴え、ロシアのウクライナ侵略の終結に向け、バチカンが和平交渉を仲介する用意があると表明した。
侵略開始後初の訪露
ギャラガー氏の訪露は2021年11月以来で、侵略開始後では初めて。戦争が長引けば犠牲者が増え、「和解がますます困難になる」と語った。ロシアに連れ去られたウクライナの子どもを含む人道問題で、露側と協力することで合意したという。
ロシア側の反応と今後の見通し
これに対し、ラブロフ氏は侵略を巡るバチカンの「バランスのとれた姿勢」に謝意を示し、両国の外務次官級対話の再開を提案した。ウクライナが民間人を標的に攻撃しているとも主張した。ギャラガー氏は7月、ウクライナを訪れ、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談している。



