中国の王毅外相とインドのドバル国家安全保障補佐官は25日、国境問題に関する協議を北京で行った。中国外務省によると、王氏は「国境問題を二国間関係の適切な位置に置き、前進を堅持すべきだ」と述べた。両国は話し合いを継続することで一致し、来年にインドで次回協議を開催することで合意した。
習氏の訪印調整か
ロイター通信は24日、中国の習近平国家主席がインドで9月に開かれるBRICS首脳会議に出席するため、約7年ぶりに訪印するとの見通しを報じた。王、ドバル両氏は、習氏の訪印についても調整した可能性がある。
関係改善の動き
王氏は中印関係について「二国間の範囲を超え、グローバルで戦略的な意義を有している」と強調した。中国としては、トランプ米政権との交渉を優位に進める上でも、グローバルサウス(新興・途上国)の有力国であるインドとの関係改善を進めたい意向だ。
インド外務省によると、ドバル氏は協議で「二国間関係の継続的な発展と進展には、国境地域の平和と安定の維持が極めて重要だ」との考えを示した。協議では、国際・地域問題についても意見交換を行った。
中印関係は、2020年に両軍が国境地帯の係争地で衝突して多数の死傷者が出たのを機に冷却化した。24年に習氏とモディ印首相が5年ぶりに会談し、その後に関係改善の動きが進んでいる。



