米国務長官、ロシアに即時停戦要求 サウジでウクライナ協議
米国務長官、ロシアに即時停戦要求 サウジ協議

米国のマルコ・ルビオ国務長官はサウジアラビアでロシア代表団と会談し、ウクライナ紛争における即時停戦を要求した。複数の外交筋によると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は条件付きで停戦に前向きな姿勢を示したという。

サウジアラビアでの直接協議

ルビオ長官はサウジアラビアのジッダで、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と数時間にわたる会談を行った。米国側は、ウクライナ東部と南部での即時停戦と、ロシア軍の撤退を求めた。一方、ロシア側は、ウクライナのNATO非加盟や、クリミアとドンバス地域の地位に関する保証を条件として提示したとされる。

会談後、ルビオ長官は「ロシア側は停戦の必要性を認識しているが、具体的な条件についてはさらなる協議が必要だ」と述べた。また、「我々はウクライナの主権と領土一体性を完全に支持する」と強調した。

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プーチン大統領の条件付き同意

ロシアの大統領報道官ドミトリー・ペスコフは、プーチン大統領が「停戦の考え自体を否定していない」と述べたが、同時に「ウクライナの軍事力削減や中立化など、ロシアの安全保障上の懸念が考慮される必要がある」と条件を付けた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、この動きに対して慎重な姿勢を示し、「ロシアの停戦提案は、再軍備のための時間稼ぎに過ぎない」と批判した。また、「国際社会はロシアに圧力をかけ続けるべきだ」と述べた。

国際社会の反応

欧州連合(EU)の外相は、米ロ協議を歓迎する一方で、「ロシアの誠意を試す必要がある」との声明を発表した。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「停戦は和平への第一歩だが、ロシアのウクライナからの完全撤退が不可欠だ」と述べた。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、両国に対し「即時停戦と対話の継続」を呼びかけた。また、「民間人の被害を最小限に抑えるため、人道回廊の設置が急務だ」と強調した。

この協議は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の仲介により実現した。皇太子は「地域の安定と平和の促進に向けて、引き続き努力する」と述べている。

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